私たちは、日立グループ内の建設会社として、創立以来一貫して高度な施工・据付技術により国内、海外の各種発電所、変電所等のエネルギープラント、化学や鉄鋼などの産業プラントに関するエンジニアリング、建設、メンテナンスに取り組み、世界の人々のよりよい暮らしの実現と産業の発展に貢献してきました。
世界は今、地球温暖化を危機的なものとして捉え、脱炭素社会をめざして各国が様々な取り組みを行っています。
日立グループも、カーボンニュートラルの実現に向けて、特に『グリーン』『デジタル』事業の強化をめざし、2022年4月より事業体制の強化を実施しています。その中で、当社は『グリーンエナジー&モビリティ』という、環境を軸にした部門に所属しています。その中で私たちは、原子力発電、水力発電、パワーグリッドなど、安定的で環境価値が高いエネルギー関連事業、そして地球温暖化問題の解決への貢献が期待される交通事業に取り組んでおり、それらのエンジニアリング、建設工事、メンテナンスを通じて、脱炭素社会の実現に大きく貢献しています。
そして、それらを実現できるのは、当社の最大の経営資源と言える『人財力』です。大規模なエネルギープラントでは、計画設計、構造強度解析、モノづくり、現場施工管理など、さまざまな仕事の場面において、多くの人財がチームで議論して意思決定していきます。当社は年齢や経験、役職などの垣根を超えて、さまざまな意思伝達ができる環境です。多くの人財がチームで自由闊達な議論を行い、方針が決定した後は全員が一致団結して事にあたるプロセスを大切にしています。だからこそ、プロジェクトが完遂したときの達成感は本当に大きなものになります。また、『人財力』を更に高めるために、当社では多くの研修や機会を取り揃えており、一人ひとりの成長を支えています。
加えて、当社には研究開発部門もあり、デジタル技術や仮想現実(VR)技術を駆使して工事やメンテナンスのシミュレーションを行ったり、現場作業を効率化するための専用設備開発なども手掛けており、常に新しい技術開発に貪欲に取り組んでいます。そのため、『DX(デジタルトランスフォーメーション)人財』の採用・育成にも積極的に取り組んでいます。
そんな私たちが、これから一緒に仕事をしたいと思う人財とは、チームで大きな仕事をしたいという熱い情熱を持っている人、そして、責任感を持って常に新しい発想で自ら考えながら仕事に取り組める人です。さまざまな仕事を通じて、みなさん自身がさらに成長していければ何より幸いだと考えています。
あなたも、人々が安心して暮らせる脱炭素社会をめざして、私たちと一緒に社会貢献していきませんか。
株式会社日立プラントコンストラクション
取締役社長 久持 康平
株式会社日立プラントコンストラクション
常務取締役 人事総務本部長 吉田 哲哉
各種プラントの建設・メンテナンスを国内・海外で幅広く行っています。メーカーが製作した、プラントを構成する機器を綿密な施工計画・設計のもと現地で据え付けし、ケーブルや配管とつなぐことでひとつのプラントとして稼動させるまでが当社の仕事です。
原子力発電所
原子力発電所の施工エンジニアリング、建設、メンテナンスを国内海外で幅広く行っています。90年近い歴史の中で培ってきた経験と技術により、数百トンの大型機器を、わずか数ミリの精度で据付けます。また、メーカーと連携して機器や配管等を一体に組上げたモジュールを大型クレーンで一気に搬入・据付けするモジュール工法を開発・適用しました。施工の安全性・品質向上、工期の短縮に貢献するモジュール工法は、世界的に高い評価を得ています。原子力発電所の空調設備では、設計・製作を含め、施工・試運転・メンテナンスまで一貫して当社が担当します。
また、福島第一原子力発電所などの廃止措置・復興事業といった次世代の負担軽減への挑戦、さまざまな現象を「見える化」する解析ソリューションにも取り組んでいます。
脱炭素社会の実現に向けて、当社の主力事業である原子力事業を更に強化することで、社会に貢献していきます。
送変電設備や水力発電所など、多種多様なプラント事業の施工エンジニアリング、建設、メンテナンスを国内海外で幅広く行っており、高いレベルの施工力、工程管理、安全・品質管理が特長です。また日立グループ各社との連携により、ICT技術、製造プロセスまで含めたトータルソリューションで納入が可能です。また、海外の鉄道事業者を中心に車両検修基地用設備(洗浄設備、分解組立装置、検査機器等)、モノレール用の保守・工作車両、地下鉄路線の保守・点検用バッテリー式機関車の設計・製作・納入、モノレールのシステム機器(信号・分岐器・変電・通信等)の据付工事も行っています。
これら『グリーン』事業に積極的に取り組むことで、地球温暖化問題の解決に向けてチャレンジしていきます。
生活に必要な社会・産業インフラをつくるために、日立プラントコンストラクションの中には幅広い活躍のフィールドがあります。
当社の「設計」職種では、メーカーが製作した各種機器が実際に運転できるように、配管・ケーブルをつなぎこむための配管ルートやケーブルルートの設計と製作手配、レイアウトの計画、耐震設計といった、プラント設計における「詳細設計」部分の業務に携わることができます。
当社の「設計」職種ではまた、メンテナンスを目的として設置される歩廊・操作架台や、配管構造物(配管の支持サポート)の設計と製作手配業務にも携わることができます。
当社では、原子力発電所等の「空調設備」についても取り扱っています。「空調設備」職種では、システム設計から施工、試運転そしてメンテナンスまで、換気空調設備システム全体のEPC(E(Engineering:設計)・P(Procurement:調達)・C(Construction:建設))に携わることができます。
「システム機器設計」職種では、原子力発電所関連のモノづくりに繋がる設計・開発業務を行っており、多種多様化するお客様のニーズにタイムリーにお応えできるように、新設計、高速化、遠隔化などをキーワードとしています。
「解析ソリューション」職種では、当社の解析技術を用いて、目に見えない現象や実験では再現が難しい現象をコンピュータ上で疑似的に再現して見える化・分析・評価することで、お客様の様々な問題解決に向けてサポートを行います。
プラントの建設における当社の役割は、顧客の求めに応じて主に屋外の場所で安全と品質を確保しながら、決められた工期と予算を守って機器や製品を据付け、運転できるようにすることが最大の役割です。その中で、「工事計画、現場工事管理」職種は、「設計」職種と連携しながら、現場において顧客やメーカー、ゼネコン等多くの企業と連携・調整のうえ協力会社の作業者を指揮し、安全、品質、工程、コスト管理を行いながら工事を完遂させる役割を担います。
特に、大規模なプラントの建設の場合、数千人の人間が建設に関与します。
「研究開発」職種は、新技術の開発や最先端のデジタル技術を用いて、主要事業を支える「縁の下の力持ち」的な存在です。
工期短縮や作業の安全性・効率化に貢献する様々な工法や施工治工具の開発、建設現場へのデジタル技術の導入・活用を推進しています。
VR・AR・MR技術や3D技術の応用、AI技術を用いた安全システムの開発等にも取り組んでいます。
また、受注・設計・工事・検査までの一連の工程と安全管理までの全体の流れをデジタルに管理をするといった、ICT(情報通信技術)を最大限に活用したプロジェクト『ICT Construction』を推進・拡大しています。
「経営戦略」職種は、当社の中長期的な経営計画の立案や管理、新規事業の創出等、経営の根幹を担う職種です。
「品質保証、品質管理」職種では、法令および顧客要求事項を遵守しながら、当社が設計・施工した製品・システムが所定の機能・性能・耐久性などをクリアしていることを確認、問題の発生を未然に防いでいます。また、安全文化の醸成にも力を入れています。
当社の「営業」職種は、原子力事業や機電事業等において、顧客の課題を感度高く捉え、社内外の技術やシステムを結集して解決をするソリューション営業が主体であり、顧客は、国内外のメーカー、エンジニアリング会社、商社、官公庁などとなります。
コーポレート部門は、それぞれの専門知識や経験を駆使して、当社の経営や事業運営を支えます。変化の激しい各事業分野において、国内基準やグローバルスタンダードに対応しつつ、それぞれのミッションを果たします。
当社は社会・産業インフラを建設する企業として「安全」を非常に重視しています。そのひとつのあらわれが、オリジナルの安全体感教育です。
「墜落・転落」体感
社外にも広く公開
「建設業」と聞くと、女性社員が少ないという印象が強いかもしれませんが、当社は女性社員の方も活躍しています。
女性社員座談会の様子
本社受付にて
事務所にて顧客資料作成(営業職社員)
現場にて工事監督者と打ち合わせ(営業職社員)