原子力事業

日立プラントコンストラクションの原子力事業の歴史は長く、1970年日本原子力発電（株）殿の敦賀原子力発電所1号機の建設開始より、原子力事業に貢献してきました。長年の経験に加えて、自社の独自技術や工法、自社開発の製品などを活かし、より高いレベルの安全性、効率性を考え事業を実現しています。
原子力発電所の主要設備である原子炉、タービン、発電機および原子力核融合関連研究施設・核燃料再処理施設などの施工計画、建設工事（計画・製作・据付）、予防保全（改造工事・更新工事・メンテナンス）を中心に、原子力発電のさまざまな業務に対応しています。

業務内容

建設工事

多様な設備や難易度の高い環境下でも当社の強みである高い施工管理力や大物吊搬など高難度の施工技術をもって安全で確実な施工を行うとともに、計画・施工のスペシャリストにより施工計画段階からお客様のニーズにあった工法をご提案致します。また、４S活動（整理、整頓、清掃、清潔）によりクリーンな環境を維持し、施工から完成までお客様が満足いただけるよう努めています。

予防保全

原子力発電施設の主要機器「原子炉機器」「タービン・発電機」の定期点検、改造工事の計画、施工管理を実施しています。「計画」では点検装置を含め、長年携わってきた日立プラントコンストラクションだからこそできる独自の技術と工法の導入検討を実施し、信頼性の高い技術による「施工」を提供しています。近年では、沸騰水型原子炉（BWR)および改良型沸騰水型原子炉（ABWR)での点検・改造工事での経験を活かし、他社メーカーでもある加圧水型原子炉（PWR）での実績もございます。

廃止措置

原子力発電施設などの建設工事や、運転中プラントの予防保全で培った経験・技術により計画から解体工事に至るまで、お客様のニーズに沿った廃止措置エンジニアリングを提供いたします。解体工事においては日立プラントコンストラクション独自の無火気切断技術を有するとともに、2018年にプラント設備の解体実績が豊富な株式会社ベステラと業務提携を行い、長年両社が培ってきた解体技術を用いてお客様のニーズにお応えします。

福島復興

東日本大震災によって被災した福島の復興へ向け福島第一原子力発電所の廃炉プロジェクトに参画しており、高線量下では遠隔監視および操作技術により安全で信頼性の高い施工を提供しています。今後も新たな技術開発を加え廃炉プロジェクトの円滑な推進に貢献し原子力の信頼回復に取り組んでいきます。