

建設現場で喜ばれることが
やりがいにつながる
研究開発部研究開発グループ|2023年入社
原子力発電事業の分野で大きな仕事がしたいと考えて入社
大学は工学部、化学専攻だったので周りは化学メーカーなどに就職を決めていましたが、私はスケールの大きな仕事がしたいと考えていたため、建設会社やゼネコン、インフラ系の会社を主に受けていました。当社の2週間のインターンシップにも参加し、先輩社員の方々に研究開発の仕事の内容とやりがいについて教えていただく機会がありました。その中で、「一緒に働こう」と声をかけていただいたことで「この先輩たちと発電所に関わる仕事がしたい」という気持ちが強くなったのが、入社を決めたきっかけです。
入社後は機械の基礎的な知識やプログラミングを学ぶことに苦労しましたが、わからないことをそのままにせず、壁にぶつかったときは素直に先輩に教わるように心がけています。プログラミングや機械など、専門分野にたけた先輩たちがいるので、困ったときは頼れる安心感もあります。また、プライベートでも先輩と仲が良いので、仕事のことも聞きやすいです。課題を解決することで、自分自身のスキルも上がるので、恵まれた環境だと感じています。

建設の現場で働く人の業務効率化のため研究開発をする
現在は主に水力発電の分野で研究開発の業務に携わっています。研究の内容としては、水力発電所にタービンを設置する際に必要な計測を、デジタル機器を使って効率化することです。従来、水力発電所建設工事における計測は、アナログ機器を使用した計測を行っており熟練者による作業が必要でした。しかし今後、水力発電所設備の更新工事が増加することが予測されており、熟練者の確保が難しい状況が考えられます。レーザー計測器を使用した計測方法を構築することで、経験が浅い人でも計測ができるシステムの研究を行っています。
先日も現場の職人さん立ち会いのもと、大規模な計測を行いました。良い結果が出るか緊張していましたが、計測後に良い値が出て職人さんたちに喜んでいただけたときは、ほっとするのと同時に大きなやりがいを感じました。そんな業務において一番意識していることは、現場のニーズに応えることです。先輩からいただいた「我々は現場のために研究しているんだよ」というアドバイスをきっかけに、誰のために研究を行っているのかを常に考えながら取り組むよう、心がけています。

水力発電事業で培ったノウハウを原子力発電事業の現場へ
水力発電所関連の研究と並行して、事故防止のためにAIカメラを用いて物体検出を行う研究も進めています。AIカメラにプログラミングを組み込んで指示を出すのですが、これまでプログラミングをした経験がなかったので、とても貴重な経験となりました。今後はこのAIカメラも含めて、今取り組んでいる研究をしっかりと形にしていきたいです。特に、日本よりも労働災害が多い海外の現場で「AIカメラを通じて安全な工事ができる」と理解してもらいたいと考えています。
私自身の目標としては、原子力発電所の建設現場に携わることを掲げています。原子力発電所と水力発電所は構造からして違っており、原子力発電所向けに仕様変更が必要です。震災以降途絶えていた原発の新規建設や、再稼働工事の機運は高まっています。水力発電所の現場で学んだ知見を生かし、建設現場に携わることで自分の存在価値を高め、少しでも会社に貢献できる人材になっていきたいです。

1日のスケジュール
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- 08:50
- 出社後、メールチェック・上長との打ち合わせ
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- 10:00
- AIカメラのプログラム調整
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- 15:00
- 水力発電テーマの現場実証時の計画やトラックなどの手配
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- 16:00
- 他社技術や研究テーマの文献調査
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- 17:20
- 退社後、ゴルフスクールへ(週2〜3日)
オフの日の過ごし方
ゴルフは練習、野球は観戦。仕事も趣味も全力投球
休日はゴルフをしたり、野球を見に行ったりしています。ゴルフは入社してから始めました。月に1回はゴルフ場に行きます。7月に技術統括本部内の大会があるので、入賞をめざしてスクールに通っています。野球は観戦専門で、地元・ロッテの試合があるときは、球場に足を運んでいます。
