

ラストマンシップを意識して
会社と国際社会に貢献
ODAプロジェクトのスタートから実行までを調整
私が当社に入社したきっかけは、就活の際に合同説明会で当社のブースに参加したことです。当時は今よりも規模は小さかったですが、全体を見渡しながら仕事ができるところが私に向いていると感じました。
私は入社当初から調達部に所属し、海外調達グループの立ち上げから現在に至るまで海外調達部門に所属しています。主な仕事は、ODAプロジェクトにおけるサプライヤーの選定、契約書の作成、価格・条件交渉、契約の実行です。プロジェクトがスタートすると、今度は時間的に遅れがないか、事前に話していたことで相違はないかなどをモニタリングしながら、トラブルが起きそうな事案や予期せぬコスト上昇を防ぐための調整をします。取引先は日本の企業だけでなく、欧州、アジア、東アジア、中南米と現地国周辺諸国など多岐にわたります。法学部出身なので、契約書の作成や相手との交渉などといった場面で、法学で学んだ知識が活かされているように感じています。

プロジェクト国の人々の生活の質向上に貢献できることがやりがい
海外業務を始めたばかりのころは覚えることも多く、「業務を遂行できないのでは」と不安を感じることもありました。ですが、難しい業務だからこそプロジェクトが終わった後の達成感は大きく、仕事にやりがいを感じる場面は数多くあります。例えばアフリカの変電事業プロジェクトでは、現地の首都への出張時、頻繁に停電を経験しました。プロジェクトでは、まさにそういった現地の電力事情を向上させようとしていたのです。私たちの仕事によって、現地の人々の生活が改善・向上することを想像して、非常にやりがいと喜びがありました。
また、東南アジアで携わったプロジェクトでは忘れられないエピソードがあります。現地での採用活動で求職者に志望理由を聞いたところ、「この国の最初の地下鉄プロジェクトに携わりたい」「日本の会社から何かを学びたい」という答えが返ってきたのです。将来について真剣に考える現地の人々に対して、スキルを提供したり指針を示したりすることは、プロジェクトの完成以上に、その国や地元企業の将来の発展につながります。プロジェクトの完了だけでなく、現地の発展にも貢献できたことがうれしかったです。

組織としてのキャパシティを増やしノウハウを定着させる
私は仕事において、ラストマンシップを大切にしています。自分自身が最後まで諦めずに責任感を持つことで、会社も成長していけると思うからです。例えばプロジェクトに見合う取引先を見つけられなければ、入札に参加できません。価格や条件で妥協してしまうと、それが会社の外注コストとして確定してしまいます。私の決定が、会社としてのコストやリスクにつながることを常に意識して、何事も冷静にベストを尽くし、議論を徹底する必要があるのです。
当社の中でも海外調達部門の歴史はまだ浅く、一から仕事をつくり上げていくため、スキルやノウハウの定着には課題があります。まだ限られた人しかできないような業務を、他の人にも共有していきたいです。また、今後は組織としてのキャパシティを増やすことを目標に、知識データベースや標準業務手順書作成を実業務に生かせるレベルで作成していきたいです。海外調達部門が会社の看板になれるような組織として海外調達部門が社内で定着できるよう、力を尽くしていきます。

1日のスケジュール
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- 09:00
- 出社後、時差のある国々からのメールを確認
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- 11:00
- 事業部門と打ち合わせ
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- 13:00
- 午前の仕事状況をチーム内で共有
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- 16:00
- Web会議(欧州企業)
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- 18:00
- 退社
オフの日の過ごし方
充実した休暇で心身リフレッシュ。海と読書で活力チャージ
休暇制度が充実しているので、休暇を利用して海外旅行や国内旅行に行ってリフレッシュしています。行き先は主に海外のリゾート地や、沖縄です。旅行先の海で、趣味のダイビングを楽しんでいます。平日でも疲れを感じたら、フレックス勤務や半休を活用して休みを取り、読書して気分転換をしています。
