
ICT Construction®への取り組み
当社は日立グループのプラント施工に関わる事業を担う会社として、国内外で戦える会社をめざしており、業務のデジタル化、DXの取り組みをICT
Construction®としています。
エンジニアリングから施工計画、工事、竣工後の保守業務まで、豊富な実績とともに蓄積してきた現場のナレッジと最新のデジタル技術を掛け合わせて、新たな高付加価値の設計・工事を提供する取り組みです。卓越したエンジニアリングと施工技術を提供し、エネルギーの安定と社会インフラ施設を支えつづけます。
ICT Construction®

ICT Construction®の実務例
デジタル活用による安全管理
拡張現実(VR)を用いた安全教育、過去の災害事例検索の高度化、AIカメラを用いた安全監視等、デジタル活用の様々な手段によって労働災害の防止に貢献します。
安全教育 VR体感型危険予知教育
活用するデータ
- 過去の事故事例
- 安全ルール・ノウハウ集
ポイント
- 拡張現実(VR)での危険体感
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事前検討会 AI災害検索ナビシステム
活用するデータ
- 過去災害報告書
- 安全ルール・ノウハウ集
ポイント
- 過去災害データベース
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- 災害事例
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事前検討会 安全行動支援システム / AI物体検出システム
活用するデータ
- AIカメラ映像
- 動線・姿勢情報
ポイント
- AI画像解析による危険エリアへの侵入監視
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現況測定(高速レーザ計測)
現場の三次元情報を収集する仕組みとしてレーザ計測があります。
当社では最新のレーザ計測技術を用いて高速かつ高精度での測定を実現しています。
歩行式レーザスキャナ
ドローン搭載レーザスキャナ
3Dを用いた工事計画
3Dを用いた工事計画では、3Dレーザ計測によって得られた空間情報(点群データ)に機器の3Dモデルを組み合わせた仮想現場を構築し、仮想現場内で様々な工事の流れをシミュレーションします。
3D施工シミュレーション
ロボット施工
工場の自動化ライン等で利用されるロボットアームを施工現場に適用し、施工現場に多い3K(きつい、汚い、危険)作業改善に貢献します。
従来デッキプレート切欠き作業

- 長時間の上向き作業による身体的負担増
- 切断時のノロを作業員が浴び火傷などのリスク大
- 仮設足場上での不安定な作業
改善後ロボットアームを用いた作業例
- 遠隔作業のため、操作者の身体的負担や火傷などのリスク無し
- 複雑な形状であっても切断可能
- 切断時間は熟練作業員と同等
遠隔作業効率化(デジタルツイン活用視覚支援)
重機などの動きを仮想空間内にリアルタイムに再現(デジタルツイン)して可視化します。
仮想空間内の干渉情報等を実機にフィードバックすることで実機側の干渉も回避が可能になります。
このようなデジタルツイン応用技術により遠隔作業の安全性確保,高難度遠隔作業のスキルレス化を実現します。
遠隔操作用3Dビューワ

カメラで確認できない死角を補いながら、周辺機器に干渉せずに対象物を把持可能
現場拡張メタバース
現場から様々なデータを集め、それらをメタバースのような仮想空間に集約する事で、これまでの三現主義(現場・現物・現実を重視する考え)に加えてデータを活用した、効率的で付加価値の高い仕事に変革していくことをめざしています。